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部品供給停止(ディスコン)への備え|制御盤内オムロン製通信ユニットを後継機種へ交換

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事例紹介

計測制御

2025.12.8

部品供給停止(ディスコン)への備え|制御盤内オムロン製通信ユニットを後継機種へ交換

工場の設備は、電気を送る「キュービクル」だけではありません。機械を自動で動かすための「制御盤」も重要な心臓部です。 今回は、制御盤内で使用されているオムロン製通信ユニットの更新事例をご紹介します。 長年使用した電子機器は、メーカーでの製造が終了(廃番)になってしまうことがあります。故障してからでは手配に時間がかかり、ライン停止のリスクが高まるため、適切な後継機種を選定して計画的に交換を行いました。

 

 

1. 更新前の状況(Before)

長期間稼働し、経年劣化が見られる既設の通信ユニットです。 電子部品の劣化による通信エラーなどのトラブルを未然に防ぐため、今回の更新が決定しました。


 

※ベージュ色の筐体が旧型のユニットです。配線周りも経年による汚れなどが見受けられます。

 

 

2. 最適な「後継機種」の選定

古い機器を更新する際、全く同じ型番の製品が既に手に入らないケースが多々あります。 そこで重要になるのが、現行品の中から互換性のある「後継機種」を正しく選定することです。 今回はオムロン製の現行モデルを選定。サイズや配線仕様の違いを確認し、スムーズに移行できるよう準備を行いました。

 

 

3. 交換作業・配線処理(After)

古いユニットを取り外し、新しいユニットへ交換しました。 単に付け替えるだけでなく、電線の先端(圧着端子)や、どの線かわかるようにするための「マークチューブ」も新しく作り直しています。

 

 

黒いスタイリッシュな筐体が新しい通信ユニットです。 配線も整然と接続され、見た目にも美しく、メンテナンス性の高い仕上がりとなりました。これで当面の間、安心して設備をお使いいただけます。

 

 

まとめ:

「古い機械で図面もない」「どの部品が代わりになるかわからない」といったお悩みはありませんか? 株式会社三氣では、高圧受変電設備だけでなく、こうした制御盤内の機器更新やメンテナンスも承っております。 メーカー生産終了品(ディスコン品)の更新も、後継機種の選定から施工まで一貫して対応いたしますので、お気軽にご相談ください。

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