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2025.11.4
第4回|三氣の仕事 ― 技術とやる気が育つ現場

「やる気がある人なら、どこにも負けない技術が身につく」
成長の条件は“やる気”
「どんな技術や経験を身につけられますか?」という質問に対して、直井氏はまず“やる気”の重要性を強調します。
どんなに環境が整っていても、本人に意欲がなければ成長はできない。逆に、やる気があればどんな場所でも技術は伸びる――その信念が、三氣の教育方針の根底にあります。
「やる気があれば誰にも負けない。技術はあとからいくらでもついてくる。」
“職人”ではなく“技術者”として働く
三氣では、現場作業を「単なる作業」ではなく、技術と考察の積み重ねと捉えています。
同じ“現場で働く”でも、指示通りに動く職人で終わるのか、自ら考え改善する技術者になるのか――その違いは大きいといいます。
「現場で働くのは同じでも、“職人として働く”か“技術者として働く”かは全く違う。」
未経験者でも成長できる環境
三氣では、経験よりも姿勢を重視しています。
最初は何もわからなくても、現場を数多く経験することで自然と技術と判断力が身についていきます。
特に「毎日違う現場」を経験できる三氣では、他社よりも圧倒的に早く成長できるチャンスがあります。
「建築現場みたいに半年同じ場所にいることはない。いろんな現場を見るから、学ぶことが多い。」
学びの本質は「観察力」
「やって覚える」よりも、「見て考える」ことを大切にしているのも三氣の特徴です。
直井氏は、上手な職人の**“手の動きや姿勢”**まで観察することが上達への近道だと語ります。
「出来上がったものを見るんじゃなくて、やってる人の指先を見る。
それが技術を覚える一番のポイント。」
そうして身につけた観察眼は、単なる作業技術にとどまらず、問題解決力や判断力の基盤となります。
やりがいは「自分の頭で考えたものを形にすること」
直井氏が語る“やりがい”の本質は、「自分の頭で考えたものを形にできた瞬間」。
すぐに達成できるものではないが、地道な積み重ねの先にある“完成”の喜びこそが、仕事の醍醐味です。
「ものづくりが好きな人なら、いずれ必ずやりがいを感じられる。
自分の力で大きなことを成し遂げる、その瞬間が一番の喜びです。」
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