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2025.11.10
第5回|三氣の仕事 ― 未来への展望とこれからの挑戦

「人が育ち、技術が磨かれる。その延長線上に未来がある」
無理に広げない、自然体の成長を
将来のビジョンを尋ねると、直井氏は静かに笑いながらこう答えます。
「今も次から次へと仕事が入ってくるのに、“さらに新しいことを”なんて言ったら寝る暇がなくなるよ。」
現状に満足しているという意味ではなく、焦って拡大しようとせず、地に足をつけて歩む姿勢を大切にしているのです。
今ある信頼と仕事の流れを守りながら、一歩ずつ確実に前進する。
それが三氣の自然体の成長スタイルです。
理想の規模は「15~16名のチーム」
組織の理想像については、「15、6人くらいがちょうどいい」と直井氏。
2〜3班に分かれて動ける規模が、チームワークを保ちながら柔軟に動ける最適解だといいます。
「班を分けても、全員の顔がわかる範囲でいたい。
大きくなりすぎると、温度が伝わらなくなる。」
人数の拡大よりも、一人ひとりが技術を高め、チームとして機能する強さを重視しています。
制御分野の強化と総合対応力
今後注力していきたい分野として挙げたのは、「制御」関係。
空調設備や機械制御といった、これまで大手しか手がけてこなかった領域に、三氣らしい対応力で挑戦していきたいと語ります。
「うちは工事も制御も製作も全部やる。だから“とりあえず三氣に相談しよう”って言われる。」
他社では「ここから先は別業者に」と分業化されがちな仕事も、三氣ではワンストップで解決。
この柔軟さが、現場からの信頼をより強固なものにしています。
「できることを増やす」より、「信頼され続ける」
直井氏にとっての“成長”とは、単に事業領域を広げることではありません。
お客様にとって「三氣がいれば安心」と思ってもらえる関係を長く続けていくこと。
そのために、社員一人ひとりが技術を磨き、人として信頼される存在になることを何より大切にしています。
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