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2026.5.1
第2回|専務インタビュー ― 電気の故障は「謎解き」。図面なき老朽設備を蘇らせる解析力

製造現場では、30年以上稼働し続けているベテラン機械が主役です。しかし、そこには「図面が紛失している」「制御部品が生産終了(ディスコン)している」という、維持管理における大きな壁が立ちはだかります。
「実は、機械の前に座り込んでテスターを当てるだけじゃ、本当の答えには辿り着けないんですよ」と専務は語ります。三氣が大切にしているのは、現場のオペレーターの方々との深いコミュニケーションです。
「実は掃除のときに、うっかりここを触ってしまった」「本当はマニュアルにない使い方をして、一瞬変な音がした」……。そんな、報告書には上がってこない「現場の真実」を聞き出すことこそが、故障解決の最短ルートになります。
「人は、失敗したことを隠したくなるもの。だからこそ、まずは信頼関係を築いて本音を話してもらうんです」。
人が使うものだからこそ、人から答えを聞き出す。この泥臭いヒアリング能力と、図面のない回路を読み解く電気設計のプロとしての知識。この二つが掛け合わさることで、他社が「修理不能」と匙を投げた機械も、三氣の手によって再び力強く動き出します。

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