最終更新日 2019年3月12日

栃木県宇都宮市の食品加工会社の工場長から、プラント用制御盤の制作の件でお問い合わせを頂きました。現状、プラント用制御盤が老朽化しており、漏電や故障の恐れがある為、プラント用制御盤の更新がしたいと思っている。

しかし、重要な生産ラインの為、停止できる時間にも制限がある為、短い時間でプラント用制御盤の更新をしたいと考えているが、引き受けてくれる会社がなかなか見つからない。

現状より使いやすくする為、タッチパネルとシーケンサーを取り付け、状態監視等の「見える化」と自動化を行います。ロギング機能を使用してデータを管理し、温度、流量、圧力を監視し、異常をより早く発見できるようにします。

省エネが図れるように、各所にインバーター等の設備を設置し、各設備の効率化を図る為の提案を致しました。具体的には、温度制御を自動化し、省エネと人員削減を図ることができます。また、洗浄時間の短縮を図るため、洗浄パターンを新たに追加し、工数の削減を行うことも可能です。

盤表面のメーターなどの見やすさ、操作性を考えて制御盤を作製しました。既存設備で図面も無かった為、まずは図面を作成し、見落としがないように一つ一つ注意しました。設備を止められる時間に限りがあるため、段取り等をしっかり行い、効率的に工事を行いました。

実際に使用する現場の人からヒアリングを行い、現場の人が使いやすい物になるように、より要望にあった仕様になるように制御盤を作製致しました。

見た目も美しく、作業しやすいと喜ばれました。タッチパネルによる作業になった為、状況判断がすぐできるようになり、より早い異常の発見と対応ができるようになりました。